医療・介護・福祉職の年収ランキング【職種別比較】
wellness 就活 編集部

免責事項
本記事は医療・介護・福祉業界の転職に関する一般的な情報提供を目的としており、 特定の転職先や雇用条件を保証するものではありません。 給料・年収等の数値は公的統計に基づく参考値です。 資格や制度に関する情報は記事執筆時点のものであり、 最新の情報は必ず厚生労働省や各専門職団体の公式サイトでご確認ください。 転職に関する最終的な判断はご自身の責任において行ってください。
医療・介護・福祉職の年収を職種別にランキング形式で徹底比較。看護師・介護福祉士・ケアマネジャー・社会福祉士など主要職種の平均年収データと施設別給料の違い、年収アップの具体的な方法を詳しく解説します。転職・就職にも役立つ情報満載。
医療・介護・福祉職の年収ランキング【職種別比較】
医療・介護・福祉の分野で働きたいと考えるとき、「どの職種が一番稼げるのか」「自分の職種の年収は業界内でどのくらいの位置づけか」は気になるポイントです。本記事では、医療職・介護職・福祉職にわたる主要な職種の年収を徹底比較し、ランキング形式で解説します。給料アップを目指す方や、これから就職・転職を考える方はぜひ参考にしてください。
医療・介護・福祉職の年収ランキング概要
厚生労働省の賃金構造基本統計調査や各種求人サイトの調査によると、医療・介護・福祉の分野では職種によって年収に大きな差があります。医師や薬剤師などの医療職は年収が高い傾向にあり、一方で介護職員や福祉職は全産業平均と比較してやや低い水準に位置することが多いです。
ただし、資格取得・キャリアアップ・夜勤手当の活用などにより、同じ職種でも収入に大きな幅が生まれます。2024年度には介護職員処遇改善で2.5%、2025年度には2.0%のベースアップが予定されており、待遇改善の流れは続いています。
医療・介護・福祉職の給料・年収・待遇完全ガイドも合わせてご確認ください。
医療職の年収ランキング【看護師・薬剤師・診療放射線技師など】
医療職の中でも、国家資格を持つ専門職は年収が安定して高い傾向があります。以下に代表的な医療職の平均年収をランキング形式でまとめました。

| 順位 | 職種 | 平均年収(目安) |
|---|---|---|
| 1位 | 医師 | 1,200万円〜1,500万円 |
| 2位 | 薬剤師 | 540万円〜600万円 |
| 3位 | 看護師 | 480万円〜510万円 |
| 4位 | 診療放射線技師 | 460万円〜500万円 |
| 5位 | 臨床検査技師 | 420万円〜460万円 |
| 6位 | 理学療法士(PT) | 400万円〜440万円 |
| 7位 | 作業療法士(OT) | 390万円〜430万円 |
| 8位 | 言語聴覚士(ST) | 370万円〜410万円 |
看護師の平均年収は約480〜500万円で、医療職の中でも中堅クラスに位置します。夜勤手当や病棟手当が収入を底上げする要因となっており、夜勤ありの場合は年収がさらに高まります。
理学療法士・作業療法士はリハビリ職として需要が高く、介護分野と医療分野の両方で活躍できるため、就職先の選択肢が豊富です。病院より介護施設のほうが夜勤手当などで収入が高まるケースもあります。
年収を上げる具体的な方法については看護師の年収を上げる5つの方法【転職・副業・資格】で詳しく解説しています。
介護職の年収ランキング【職種別・施設別比較】
介護分野では、無資格から国家資格保持者まで幅広い職種があり、資格の有無・役職・勤務施設によって年収に差が出ます。ふくしこみゅの調査によると、介護職種の中でも特にケアマネジャーが高収入で知られています。

職種別ランキング
| 順位 | 職種 | 平均月収 | 平均年収(目安) |
|---|---|---|---|
| 1位 | 介護支援専門員(ケアマネジャー) | 約35万円 | 約393万円 |
| 2位 | 生活相談員・支援相談員 | 約33万円 | 約365万円 |
| 3位 | 看護職員(介護施設勤務) | 約33万円 | 約360万円 |
| 4位 | 介護福祉士 | 約32万円 | 約350万円 |
| 5位 | サービス提供責任者(サ責) | 約31万円 | 約338万円 |
| 6位 | ホームヘルパー(訪問介護) | 約28万円 | 約305万円 |
| 7位 | 無資格介護職員 | 約27万円 | 約295万円 |
ケアマネジャー(介護支援専門員)は介護職種の中で不動のトップで、年収は約393万円です。介護業界全体の中でも高収入で、ケアプラン作成や調整業務が評価されています。
施設形態別ランキング
勤務先の施設形態によっても年収は大きく変わります。ジョブメドレーの調査では、障害者支援施設が平均年収377.5万円でトップとなっています。
| 順位 | 施設形態 | 平均年収(目安) |
|---|---|---|
| 1位 | 障害者支援施設 | 約377万円 |
| 2位 | 訪問入浴 | 約355万円 |
| 3位 | 介護老人福祉施設(特養) | 約345万円 |
| 4位 | 介護老人保健施設(老健) | 約340万円 |
| 5位 | グループホーム | 約320万円 |
| 6位 | デイサービス | 約305万円 |
入居型施設(特養・老健など)は夜勤があるため、夜勤手当が加算されて年収が高くなります。医療・介護職の夜勤手当の相場と収入シミュレーションで詳しいシミュレーションを確認できます。
福祉職の年収ランキング【社会福祉士・精神保健福祉士など】
福祉職は行政・NPO・福祉施設など多様な職場で活躍します。国家資格を持つ専門職は資格手当が付き、収入アップにつながります。
福祉資格別の平均月収ランキング
ツクイスタッフの調査によると、資格別の給与ランキングは以下の通りです。
| 順位 | 資格 | 平均月収 | 平均年収(目安) |
|---|---|---|---|
| 1位 | 社会福祉士 | 約23万円 | 約330万円〜380万円 |
| 2位 | 介護支援専門員(ケアマネ) | 約22.9万円 | 約370万円〜400万円 |
| 3位 | 精神保健福祉士(PSW) | 約22万円 | 約320万円〜370万円 |
| 4位 | 児童指導員 | 約21万円 | 約300万円〜350万円 |
| 5位 | 保育士 | 約20万円 | 約280万円〜330万円 |
社会福祉士は福祉系資格の中で最も高い月収水準にあり、病院のソーシャルワーカーや地域包括支援センターなどで活躍します。一方、保育士は需要が高いにもかかわらず給与水準が低いことが長年の課題となっています。
医療・介護・福祉職の全体年収比較
医療・介護・福祉の全職種を横断的に比較すると、以下のような序列になります。
| 年収帯 | 主な職種 |
|---|---|
| 1,000万円以上 | 医師(勤務医・開業医) |
| 600万円〜800万円 | 医師(研修医除く)、一部の薬剤師(管理薬剤師) |
| 400万円〜600万円 | 看護師、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師 |
| 350万円〜450万円 | 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ケアマネジャー |
| 280万円〜380万円 | 介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、生活相談員 |
| 250万円〜320万円 | ホームヘルパー、保育士、無資格介護職員 |
医療・福祉業界は、女性の給与が全産業平均を上回る傾向があります。2023年の全産業女性の中央値は369万円ですが、看護師などの医療職はこれを上回ります。厚生労働省の統計データによると、日本の看護師・助産師は2021年時点で1,000人あたり7.52人と高い水準を維持しています。
年収を上げるための3つの方法
1. 上位資格の取得
資格取得が年収アップへの最短ルートです。例えば、無資格の介護職員(月収約27万円)から介護職員初任者研修修了者(月収約30万円)、さらに介護福祉士(月収約32万円)と段階的に収入が増加します。

2. 夜勤・管理職へのキャリアアップ
管理職と非管理職の年収差は約60万円以上と試算されており、主任・リーダー・サービス提供責任者などの役職を目指すことが重要です。また、夜勤を積極的に入れることで夜勤手当(1回あたり数千円〜1万円以上)が加算されます。
医療・介護職の給料交渉のコツと成功事例も参考にしてください。
3. 処遇改善加算の活用
介護職員向けの処遇改善加算制度は、国が介護職員の給与底上げのために設けた制度です。2024年度に2.5%、2025年度に2.0%のベースアップが決定されており、加算を積極的に取得している施設を選ぶことが大切です。
介護職の処遇改善加算の仕組みと給料への影響で詳細を確認できます。
まとめ
医療・介護・福祉職の年収は、職種・資格・勤務先・役職によって大きく異なります。医師・薬剤師・看護師などの医療職が高年収帯にあり、介護職・福祉職は資格取得やキャリアアップで収入を高めることが可能です。
政府による処遇改善の流れもあり、介護・福祉分野の年収は今後も改善が見込まれます。自分の職種の年収水準を把握し、キャリアプランに活かしてください。
都道府県別の医療・介護職の給料ランキングでは、地域ごとの給与差もチェックできます。転職や就職の参考にしてみてください。
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