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医療・介護・福祉職の給料・年収・待遇完全ガイド

都道府県別の医療・介護職の給料ランキング

公開日:2026年2月23日更新日:2026年2月26日
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執筆

wellness 就活 編集部

都道府県別の医療・介護職の給料ランキング

免責事項

本記事は医療・介護・福祉業界の転職に関する一般的な情報提供を目的としており、 特定の転職先や雇用条件を保証するものではありません。 給料・年収等の数値は公的統計に基づく参考値です。 資格や制度に関する情報は記事執筆時点のものであり、 最新の情報は必ず厚生労働省や各専門職団体の公式サイトでご確認ください。 転職に関する最終的な判断はご自身の責任において行ってください。

都道府県別の医療・介護職の給料ランキングを職種ごとに徹底解説します。看護師は東京都が最高年収568万円、介護職は神奈川県がトップです。地域格差の実態と高給エリアで働くための転職ポイントを詳しく紹介します。

都道府県別の医療・介護職の給料ランキング|地域差の実態と高給エリアの選び方

医療・介護の仕事に就いたとき、「同じ仕事をしているのに、なぜ隣の県の人より給料が低いの?」と感じたことはありませんか。実は、医療・介護職の給料は都道府県によって最大で100〜150万円以上の差が生じることがあります。東京都の看護師は平均年収568.9万円ですが、鹿児島県では426.9万円と、同じ職種なのに地域で大きな格差があるのが現実です。

この記事では、都道府県別の医療・介護職の給料ランキングを職種ごとに詳しく解説するとともに、給料が高い地域で働くためのポイントや、転職時に考慮すべき注意点について紹介します。給与アップを目指して転職を検討している方や、これから医療・介護業界に入る方にとって、地域選びの参考になる情報を提供します。

医療・介護職の給料に地域差が生まれる理由

医療・介護職の給料が都道府県によって異なる背景には、複数の要因が絡み合っています。

物価・生活費の影響

東京や大阪などの大都市圏では、家賃や生活費が地方に比べて高くなるため、それに対応する形で給与水準も高くなります。雇用者側も、生活費の高い地域で人材を確保するために、給与を引き上げる必要があります。

人材需要と供給のバランス

人口が集中する都市部では医療・介護サービスへの需要が高く、それに応える人材確保のために高い給与が提示されます。一方、地方では医療・介護人材が不足している場所でも、財政的な制約から十分な給与を出せないケースもあります。

施設の規模と種類

都市部には大学病院・総合病院・特定機能病院などの大規模施設が集中しており、これらの施設は中小施設に比べて給与水準が高い傾向があります。地方では小規模な診療所やデイサービス施設が多く、給与が低くなりやすい側面があります。

処遇改善加算制度の活用度

介護職には「処遇改善加算」という国の給付金制度があり、事業所の取得状況によって給与に差が出ます。加算を積極的に取得している事業所が多い地域では、相対的に給与が高くなります。

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看護師の都道府県別給料ランキング

看護師は医療職の中でも就業者数が多く、地域差の実態が最もよく調査されています。厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和6年版)などのデータをもとに、都道府県別の看護師平均年収をランキングで紹介します。

看護師の都道府県別給料ランキング - illustration for 都道府県別の医療・介護職の給料ランキング
看護師の都道府県別給料ランキング - illustration for 都道府県別の医療・介護職の給料ランキング

看護師の年収が高い都道府県トップ10

順位都道府県平均年収(目安)
1位東京都約568万円
2位京都府約564万円
3位大阪府約560万円
4位神奈川県約550万円
5位埼玉県約540万円
6位愛知県約535万円
7位兵庫県約528万円
8位千葉県約520万円
9位奈良県約515万円
10位茨城県約510万円

一方、給料が低い地域としては、鹿児島県(約427万円)、沖縄県、宮崎県などが挙げられます。都市部と地方の差は最大で約142万円にのぼります。

看護師の給料が高い地域の特徴

東京や大阪などの大都市圏で給料が高い理由として、以下の点が挙げられます。

  • 大規模病院が集中:大学病院や特定機能病院など、給与水準の高い施設が多い
  • 夜勤手当の充実:病院の規模が大きいほど夜勤体制が整っており、手当が増える
  • 生活費への対応:物価・家賃の高さに合わせた給与設定
  • 競合施設による競争:人材獲得競争により給与が底上げされる

看護師の転職について詳しくはこちら

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介護職の都道府県別給料ランキング

介護職も看護師と同様に、都道府県によって給料差が大きい職種です。介護職では職種(施設系・訪問介護・ケアマネジャーなど)によって給料が高い地域が異なります。

介護職の都道府県別給料ランキング - illustration for 都道府県別の医療・介護職の給料ランキング
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施設系介護職の年収が高い都道府県

順位都道府県月給の目安
1位神奈川県約24万円〜
2位大阪府約23.5万円〜
3位岐阜県約23万円〜
4位東京都約23万円〜
5位愛知県約22.5万円〜

施設系介護職で給料が最も低い都道府県は沖縄県で、平均月給が約169,161円とされています。

訪問介護職の年収が高い都道府県

訪問介護職では、施設系とは異なる地域が上位に来ます。

  • 1位:島根県
  • 2位:福島県
  • 3位:静岡県

訪問介護では、地方でも需要が高く、移動手当が含まれるため、都市部とは異なる給与体系が反映されます。

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ケアマネジャーの年収が高い都道府県

ケアマネジャー(介護支援専門員)の年収ランキングでは、次の地域が上位です。

  • 1位:山形県
  • 2位:奈良県
  • 3位:千葉県

ケアマネジャーは管理職的な役割を担うことが多く、地方でも高い年収を得られる傾向があります。

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理学療法士・作業療法士の地域別給与傾向

リハビリ職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)の給与も地域によって異なります。看護師・介護職ほどデータが揃っていませんが、傾向として以下のことがわかっています。

理学療法士・作業療法士の地域別特徴

地域特徴
東京・神奈川・大阪大規模病院が多く、給与水準が高い傾向
東北・中部地方需要と供給のバランスが取れており、比較的安定
九州・四国給与水準はやや低め、ただし生活費も低い
沖縄県医療・介護全般で給与水準が低い

地方でも、回復期リハビリ病院や老健施設など、施設の種類を選べば比較的高い給与を得られる場合があります。

理学療法士の転職について詳しくはこちら

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給料が高い地域で働くためのポイント

都道府県別の給料差を活かして収入をアップするためには、転職時にいくつかのポイントを押さえることが重要です。

給料が高い地域で働くためのポイント - illustration for 都道府県別の医療・介護職の給料ランキング
給料が高い地域で働くためのポイント - illustration for 都道府県別の医療・介護職の給料ランキング

1. 都市部への転職を検討する

最も直接的な方法は、給与水準が高い都市部(東京・大阪・名古屋・横浜など)への転職です。生活費が上がるデメリットはありますが、純粋な手取りは増えることが多いです。特に、大規模な総合病院や大学病院への転職は給与アップにつながりやすいです。

2. 施設の規模・種類を選ぶ

同じ都道府県でも、施設の種類によって給与は大きく異なります。

  • 高給になりやすい施設:大学病院、急性期病院、特定機能病院
  • 介護では:特別養護老人ホーム、老人保健施設、有料老人ホーム(大手法人)

3. 夜勤・特殊手当を活用する

夜勤のある施設では夜勤手当が月3〜5万円加算されます。また、ICU・手術室・特定の診療科などでは専門手当が加算される場合があります。都市部でなくても、こうした手当を積極的に活用することで年収を上げることができます。

4. 処遇改善加算を積極的に取得している施設を選ぶ

介護職では、処遇改善加算(特定処遇改善加算・ベースアップ等支援加算)を最大限活用している施設を選ぶことが重要です。2024年度から加算率が引き上げられており、加算を取得している施設の給与はさらに改善されています。

5. 転職エージェントで非公開求人を探す

地域で最も給与水準の高い求人は、転職サイトの公開求人には出てこないことがあります。転職エージェントに登録することで、非公開求人や好条件の求人にアクセスできる可能性が高まります。

医療・介護・福祉の転職サイト・エージェント徹底比較はこちら

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地方・都市部どちらが働きやすい?生活費との比較

給料だけで地域を選ぶのは危険です。都市部は給料が高くても生活費も高いため、手取りの実感は地方と大差ない場合もあります。

手取り生活費シミュレーション比較

項目東京都(看護師)地方県(看護師)
平均年収約568万円約430〜470万円
住居費(1人暮らし)月9〜12万円月4〜6万円
交通費月1〜2万円月0.5〜1万円
食費・生活費高め標準的
可処分所得の感覚給与は高いが出費も多い給与は低いが節約しやすい

ポイントは「年収の絶対額」だけでなく「生活の質」も含めて比較することです。地方でも、生活費が低い分、実質的な生活水準は都市部と変わらないケースもあります。

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2024年以降の処遇改善と地域格差の変化

2024年度から介護職を中心に処遇改善が強化されており、地域格差の縮小が期待されています。

主な変更点は以下のとおりです。

  • ベースアップ目標2.5%:介護従事者の基本給を全国的に引き上げ
  • 処遇改善加算の加算率引き上げ:加算取得施設の給与底上げ
  • 特定処遇改善加算の継続:経験・技能のある職員への優遇

これにより、地方でも比較的給与水準が改善される見込みです。ただし、施設によって加算取得状況に差があるため、転職時には確認が必要です。

医療・介護・福祉職の給料・年収・待遇完全ガイドはこちら

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まとめ:地域差を理解して賢く転職する

都道府県別の医療・介護職の給料には大きな差があり、職種・施設・地域を組み合わせることで収入を最大化することができます。

この記事のポイントまとめ:

  • 看護師の年収は東京都が最高(約568万円)、最低の鹿児島県との差は約142万円
  • 介護職は施設系では神奈川・大阪・岐阜が高給、沖縄県が最も低い
  • 同じ都道府県でも施設の種類・規模で給与は大きく変わる
  • 訪問介護・ケアマネでは地方でも高給エリアが存在する
  • 2024年処遇改善により、地方でも給与改善の動きが加速

給与アップを目指す場合は、単純に「都市部か地方か」だけでなく、職種・施設・制度の活用という複合的な視点で転職先を選ぶことが重要です。転職エージェントを活用して自分に最適な求人を見つけることをおすすめします。

参考リンク:

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