看護師の転職面接でよく聞かれる質問と回答例
wellness 就活 編集部

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本記事は医療・介護・福祉業界の転職に関する一般的な情報提供を目的としており、 特定の転職先や雇用条件を保証するものではありません。 給料・年収等の数値は公的統計に基づく参考値です。 資格や制度に関する情報は記事執筆時点のものであり、 最新の情報は必ず厚生労働省や各専門職団体の公式サイトでご確認ください。 転職に関する最終的な判断はご自身の責任において行ってください。
看護師の転職面接で必ず聞かれる質問と具体的な回答例を徹底解説。志望動機、転職理由、逆質問など定番質問から答えにくい質問まで、面接対策に必要な情報を完全網羅。面接マナーや準備チェックリストも紹介します。
看護師の転職面接でよく聞かれる質問と回答例
看護師として転職を考えている方にとって、面接は最大の関門です。どんなに優れた経験やスキルを持っていても、面接で自分の魅力を伝えられなければ内定を勝ち取ることはできません。本記事では、看護師の転職面接で頻出する質問とその回答例を徹底解説します。事前にしっかり準備して、自信を持って面接に臨みましょう。
面接対策と合わせて、履歴書・職務経歴書の書き方も確認しておくと万全です。
面接前に知っておくべき基本マナー
面接の成否は、質問への回答だけで決まるわけではありません。面接官は入室の瞬間から、あなたの態度・表情・目線・コミュニケーションスキルをチェックしています。マイナビ看護師の調査によると、採用担当者の多くが「第一印象」を重視していると回答しています。
服装・身だしなみのポイント
| チェック項目 | 推奨 | NG例 |
|---|---|---|
| スーツ | 黒・紺・グレーの無地 | カジュアルな私服 |
| 髪型 | 清潔感のあるまとめ髪 | 派手なカラーリング |
| メイク | ナチュラルメイク | 濃すぎるメイク・ノーメイク |
| アクセサリー | 結婚指輪程度 | 華美なネックレス・ピアス |
| 爪 | 短く清潔に | ネイルアート・長い爪 |
| 靴 | 黒のパンプス(3〜5cm) | スニーカー・サンダル |
| カバン | A4が入るビジネスバッグ | リュック・トートバッグ |
面接には開始10〜15分前に到着するのが理想です。遅刻は論外ですが、あまりに早すぎる到着も相手に負担をかけてしまいます。
必ず聞かれる定番質問と回答例
看護師の転職面接では、ほぼ確実に聞かれる定番質問があります。ナース専科の調査でも、以下の質問が最頻出とされています。これらの質問には、事前に回答を用意しておきましょう。

質問1:自己紹介をお願いします
自己紹介は面接の冒頭で必ず聞かれる質問です。1分〜1分半程度で、名前・最終学歴・職務経歴を簡潔にまとめるのが理想的です。
回答例:
「○○と申します。△△看護大学を卒業後、□□総合病院の外科病棟で5年間勤務してまいりました。急性期看護を中心に、術前・術後の患者様のケアに携わり、チームリーダーとしての経験も積んでまいりました。この経験を活かし、貴院の地域医療への貢献に尽力したいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。」
質問2:志望動機を教えてください
志望動機は面接官が最も重視する質問の一つです。「なぜこの病院なのか」を具体的に伝えることが大切です。病院のホームページや理念を事前に確認し、自分のキャリアプランと一致させましょう。
回答例:
「貴院の『患者様に寄り添った看護』という理念に深く共感いたしました。現在の職場でも患者様とのコミュニケーションを大切にしてまいりましたが、貴院ではより地域に密着した看護を実践されており、私の目指す看護観と合致していると感じました。また、貴院の充実した教育体制のもとで、認定看護師の資格取得にも挑戦したいと考えております。」
質問3:看護師を目指したきっかけは?
この質問では、看護師としての原点や仕事への熱意を確認しています。エピソードを交えて簡潔に伝えることで、長期的に働ける人材であることをアピールしましょう。
回答例:
「幼少期に祖母が入院した際、担当の看護師さんが不安な私たち家族にも優しく声をかけてくださったことがきっかけです。患者様だけでなく、ご家族の心のケアもできる看護師の姿に感動し、自分もそのような看護師になりたいと思いました。」
転職者に特有の質問と対策
転職面接では、新卒採用にはない転職者特有の質問が出されます。特に転職理由は慎重に答える必要があります。

質問4:転職理由を教えてください
転職理由は面接官が最も注目する質問の一つです。前職への不満をそのまま伝えるのはNGです。ネガティブな理由もポジティブな表現に変換して伝えることが、転職成功のカギとなります。
| NG回答(ネガティブ) | OK回答(ポジティブ変換) |
|---|---|
| 人間関係が悪かった | チームワークを重視した環境で働きたい |
| 給料が安かった | スキルを正当に評価していただける環境を希望 |
| 残業が多すぎた | ワークライフバランスを保ちながら質の高い看護を提供したい |
| 上司と合わなかった | 新しい環境で自分の可能性を広げたい |
| 夜勤がきつかった | 日勤で患者様とじっくり向き合える看護をしたい |
回答例:
「現在の職場では急性期看護を5年間経験し、多くのことを学ばせていただきました。しかし、患者様の退院後の生活まで見据えた継続的な看護に関わりたいという思いが強くなり、在宅看護支援に力を入れている貴院で新たなキャリアを築きたいと考えました。」
転職理由の伝え方について、より詳しくは看護師が転職を考える理由と最適なタイミングの記事でも解説しています。
質問5:前職での経験やスキルを教えてください
具体的な数字やエピソードを交えて、即戦力としてのアピールを心がけましょう。
回答例:
「外科病棟で5年間勤務し、年間約200件の手術患者様のケアに携わりました。3年目からはチームリーダーを務め、新人指導やカンファレンスの運営も担当しておりました。急変対応の経験も豊富で、BLSやACLSの資格も取得しております。」
質問6:キャリアプランを教えてください
キャリアプランを聞くことで、面接官は長期的に働いてくれる人材かどうかを判断しています。具体的な目標を示すことで、学習意欲やスキルアップへの姿勢をアピールできます。
回答例:
「入職後はまず貴院の看護方針を学び、チームの一員として貢献したいと考えています。3年後には認定看護師の資格取得を目指し、5年後にはリーダーとして後輩の育成にも携わりたいと思っています。」
看護師のキャリアアップについては、看護師のキャリアアップと取るべき専門資格一覧も参考にしてください。
答えにくい質問への対処法
面接では、答えにくい質問をされることもあります。慌てずに対応するためのコツを紹介します。

質問7:インシデント経験はありますか?
インシデント経験を問う質問は、ミスの内容そのものよりも「そこから何を学んだか」を確認する意図があります。正直に答えつつ、成長につなげたエピソードを伝えましょう。
回答例:
「投薬時に患者様の名前の確認が不十分で、ヒヤリハットを経験したことがあります。この経験から、ダブルチェックの重要性を再認識し、以降は声出し確認を徹底するようになりました。また、病棟全体の安全対策委員としてヒヤリハット報告の仕組み改善にも取り組みました。」
質問8:ブランクがありますが大丈夫ですか?
育児や介護などでブランクがある場合、復帰への意欲と準備を伝えることが大切です。ブランクからの復職に不安がある方は、事前に最新の医療知識をアップデートしておきましょう。
回答例:
「育児のため3年間のブランクがございますが、復帰に向けて看護協会の復職支援研修を受講し、最新の医療技術や知識のアップデートに努めてまいりました。子育ての経験を通じて、患者様やご家族の気持ちにより寄り添えるようになったと感じています。」
質問9:あなたの短所は何ですか?
短所を聞く質問では、自己分析力と改善への姿勢を見ています。短所を正直に述べつつ、克服に向けた取り組みを伝えましょう。
回答例:
「心配性な面があり、一つのことが気になると確認作業に時間がかかることがあります。しかし、看護の現場ではこの慎重さが患者様の安全につながっていると考えています。効率的に確認できるチェックリストを自作するなど、バランスを取る工夫をしています。」
逆質問のコツと好印象を与える例
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれる逆質問は、入職意欲をアピールする絶好のチャンスです。ナースステップでも、逆質問の準備が面接成功のカギと紹介されています。

おすすめの逆質問例
| 質問カテゴリ | 逆質問の例 |
|---|---|
| 業務内容 | 「配属予定の病棟の看護体制や1日の流れを教えていただけますか?」 |
| 教育・研修 | 「新入職者向けの研修制度や、プリセプター制度について教えてください」 |
| キャリアアップ | 「認定看護師や専門看護師の資格取得を支援する制度はありますか?」 |
| チーム体制 | 「病棟のチーム構成や、他職種との連携について教えていただけますか?」 |
| 職場の雰囲気 | 「スタッフ同士のコミュニケーションはどのような形で取られていますか?」 |
避けるべき逆質問
給与や休日に関する質問を最初にするのは避けましょう。「お金や休みを重視する人」と見なされるリスクがあります。条件面の確認は内定後や、転職エージェントを通して行うのがスマートです。転職サイト・エージェントについては看護師におすすめの転職サイト・エージェント比較を参考にしてください。
面接当日の流れと注意点
面接当日は緊張するものですが、流れを知っておくことで落ち着いて臨めます。
面接当日のタイムライン
- 面接30分前:最寄り駅に到着、身だしなみの最終チェック
- 面接15分前:受付に到着、名前と面接の旨を伝える
- 面接開始:ノック3回→入室→お辞儀→着席
- 質疑応答:約30分〜1時間
- 逆質問:2〜3個の質問を用意しておく
- 退室:お礼を述べて退室→お辞儀
面接中の注意点
- 目線:面接官の目を見て話す(複数の場合は質問者を中心に全体を見る)
- 姿勢:背筋を伸ばし、手は膝の上に置く
- 話し方:ゆっくり、はっきりと。結論から先に述べる
- メモ:メモを取る際は「メモを取ってもよろしいでしょうか」と確認する
面接対策全般については、医療・介護・福祉の履歴書・面接対策完全ガイドで更に詳しく解説しています。
面接で差がつく準備リスト
最後に、面接前にやっておくべき準備をチェックリストにまとめました。CLIUSの面接攻略ガイドでも推奨されている項目を含んでいます。
| 準備項目 | 詳細 | チェック |
|---|---|---|
| 病院・施設の情報収集 | ホームページ、理念、特色、力を入れている分野 | □ |
| 応募書類のコピー | 履歴書・職務経歴書の内容を再確認 | □ |
| 想定質問への回答準備 | 本記事の質問を参考に回答を準備 | □ |
| 逆質問の用意 | 2〜3個の質問を準備 | □ |
| 服装・持ち物の準備 | スーツ、筆記用具、A4クリアファイル | □ |
| 交通手段の確認 | 所要時間、乗り換え、駐車場の有無 | □ |
| 模擬面接の練習 | 家族や友人に協力してもらう | □ |
まとめ
看護師の転職面接は、事前準備がすべてです。本記事で紹介した質問と回答例を参考に、自分の経験やスキルに合わせた回答を準備しましょう。回答を丸暗記するのではなく、要点を押さえた上で自分の言葉で伝えることが面接成功の最大のポイントです。
転職活動全体の進め方については、看護師の転職完全ガイドも併せてご覧ください。面接に自信が持てない場合は、転職エージェントの模擬面接サービスを活用するのもおすすめです。看護師の転職で失敗しないための7つの注意点も事前に確認して、転職活動を成功させましょう。
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