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看護師の転職完全ガイド

男性看護師の転職事情と将来性【需要と活躍の場】

公開日:2026年2月23日更新日:2026年2月26日
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執筆

wellness 就活 編集部

男性看護師の転職事情と将来性【需要と活躍の場】

免責事項

本記事は医療・介護・福祉業界の転職に関する一般的な情報提供を目的としており、 特定の転職先や雇用条件を保証するものではありません。 給料・年収等の数値は公的統計に基づく参考値です。 資格や制度に関する情報は記事執筆時点のものであり、 最新の情報は必ず厚生労働省や各専門職団体の公式サイトでご確認ください。 転職に関する最終的な判断はご自身の責任において行ってください。

男性看護師の転職市場・需要・将来性について徹底解説。手術室・ICU・精神科・男性専門クリニックなど活躍できる職場・診療科、平均年収相場、そして転職活動で成功するためのポイントをわかりやすく紹介します。

男性看護師の転職事情と将来性【需要と活躍の場】

男性看護師として転職を考えているあなたへ。「男性だと転職で不利になる?」「将来性はあるのか?」「どんな職場が向いている?」——そんな疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

実は、男性看護師を取り巻く環境はここ数年で大きく変わりました。2010年に約5.4万人だった男性就業看護師は、2020年には約10.4万人と10年間で約2倍に増加しています。今や看護師全体の約10%が男性となり、「男性看護師は珍しい」という時代は終わりを告げつつあります。

本記事では、男性看護師の現在の転職市場、需要が高い職場、年収事情、そして将来性について徹底解説します。男性看護師ならではの強みを活かしたキャリア戦略も紹介しますので、転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

男性看護師の現状:需要は確実に拡大中

数字で見る男性看護師の増加

日本の看護師市場において、男性看護師の割合は着実に増加しています。

年度男性就業看護師数全体に占める割合
2010年約53,748人約6%
2015年約80,000人約8%
2020年約104,365人約10%
2025年(予測)約130,000人以上約12%以上

このデータからわかるように、男性看護師の絶対数は10年で約2倍に増え、今後も増加傾向が続くと予測されています。

看護師不足が男性看護師の需要を押し上げる

日本では少子高齢化の加速により、医療・介護ニーズが急増しています。厚生労働省の試算では、2025年までに最大27万人の看護師不足が予測されており、医療現場は慢性的な人手不足に悩まされています。

この状況下で「男性・女性を問わず優秀な看護師が欲しい」という医療機関が増えており、男性看護師への門戸はますます広がっています。看護師不足の実態については「医療・介護・福祉の転職サイト・エージェント徹底比較」もご参照ください

男性看護師の需要が高い職場・診療科

男性看護師が特に歓迎される職場や診療科は明確に存在します。転職活動では、これらのフィールドを優先的に検討することで採用確率が高まります。

男性看護師の需要が高い職場・診療科 - illustration for 男性看護師の転職事情と将来性【需要と活躍の場】
男性看護師の需要が高い職場・診療科 - illustration for 男性看護師の転職事情と将来性【需要と活躍の場】

1. 手術室(オペ室)

手術室は男性看護師の需要が非常に高い職場の筆頭です。長時間(場合によっては10時間超)の立ち仕事、重い機材の運搬、患者の体位変換など、体力が必要な場面が多くあります。チームワークと高い集中力が求められる環境で、男性看護師のキャリアアップにも適しています。

2. ICU・CCU(集中治療室)

ICU・CCUは24時間体制の集中管理が必要で、体力的・精神的なタフさが求められます。男性看護師は夜勤対応や緊急時の迅速な対応力で評価されることが多く、積極的に採用されています。スキルアップと年収アップが同時に狙える職場です。

3. 精神科・心療内科

精神科では、患者の興奮状態や暴力的な行動への対応が必要な場合があります。体格のある男性看護師が安全管理の面で求められており、精神保健福祉士への転職と組み合わせることで、より専門性を高めることも可能です。

4. 救急外来(ER)

緊急性の高い患者への迅速な対応、患者搬送、蘇生処置など、身体的な力が必要な救急外来でも男性看護師のニーズは高いです。夜勤・変則勤務が多いですが、手当が充実しており年収面でも有利です。

5. 男性専門クリニック(AGA・泌尿器科・ED)

近年急増しているのが、男性向けクリニックへの転職です。AGA(男性型脱毛症)治療、ED(勃起不全)治療、泌尿器科など、患者が同性の医療スタッフを希望するケースが多いことから、男性看護師の採用需要が急拡大しています。クリニックは残業や夜勤が少なく、ワークライフバランスを重視する方にもおすすめです。

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6. 訪問看護・在宅医療

在宅療養中の患者の身体介助、移乗、医療機器の運搬など、訪問現場での体力仕事も男性看護師が活躍しやすい分野です。今後の高齢化社会の進展とともに、訪問看護の需要はさらに拡大が見込まれます。

男性看護師の年収・待遇事情

平均年収の目安

男性看護師の年収は、勤務先・専門性・経験年数によって大きく異なります。

勤務先平均年収目安
一般病院(病棟)450〜550万円
ICU・手術室500〜650万円
救急外来500〜620万円
精神科病院480〜600万円
クリニック(日勤のみ)380〜480万円
訪問看護450〜580万円
管理職・師長600〜750万円以上

夜勤手当や各種手当を含めると、専門性の高いICUや救急では年収600万円超も十分に狙えます

年収を上げるための戦略

男性看護師が年収を上げるためには以下の方法が効果的です:

  • 専門看護師・認定看護師の資格取得:専門性を証明する資格は年収に直結します
  • 夜勤・オンコール対応のある職場を選ぶ:各種手当で年収を大幅アップできます
  • 管理職へのキャリアアップ:看護師長・主任への昇進で年収600〜750万円以上も可能
  • 転職エージェントの活用:非公開求人を含む好条件の求人を探せます

医療・介護・福祉職の給料・年収・待遇完全ガイドでは、より詳しい年収情報を解説しています。

男性看護師の転職活動:成功のポイントと注意点

成功のポイント

1. 男性看護師が多い職場を選ぶ

男性看護師が複数在籍している職場は、男性用設備(更衣室・シャワー室・仮眠室)が整備されており、職場環境が整っています。同性の先輩・同僚がいることで、仕事上の悩みを共有しやすく、定着率も高い傾向があります。

男性看護師の転職活動:成功のポイントと注意点 - illustration for 男性看護師の転職事情と将来性【需要と活躍の場】
男性看護師の転職活動:成功のポイントと注意点 - illustration for 男性看護師の転職事情と将来性【需要と活躍の場】

2. 強みを活かせる診療科を選ぶ

「体力」「冷静な判断力」「男性患者への対応力」など、男性看護師ならではの強みを活かせる職場を優先的に選びましょう。

3. 転職エージェントを活用する

看護師専門の転職エージェントを利用すると、男性歓迎の求人情報を効率よく収集できます。非公開求人も多く、好条件の職場を見つけやすくなります。

注意点

女性中心の職場環境への対応

看護師業界はまだ女性中心の職場が多く、男性用の設備が不十分な施設もあります。転職前に必ず以下を確認しましょう:

  • 男性用更衣室・シャワー室の有無
  • 現在の男性看護師数と職場の雰囲気
  • 育児休業・休暇取得の実績(男性スタッフの場合)

キャリアプランの明確化

転職時には単に「条件が良い職場」を探すだけでなく、5年後・10年後のキャリアプランを明確にすることが重要です。専門看護師を目指すのか、管理職を目指すのか、ワークライフバランスを優先するのかによって、最適な転職先が変わります。

男性看護師の将来性:なぜ今後も需要は高まるのか

少子高齢化による医療需要の拡大

日本の高齢化は世界最速のペースで進んでいます。2030年には65歳以上の人口が総人口の約30%に達すると予測されており、医療・介護ニーズは今後も増大し続けます。この流れの中で、看護師——特に体力仕事を担える男性看護師——の需要は確実に高まっていきます。

男性看護師の将来性:なぜ今後も需要は高まるのか - illustration for 男性看護師の転職事情と将来性【需要と活躍の場】
男性看護師の将来性:なぜ今後も需要は高まるのか - illustration for 男性看護師の転職事情と将来性【需要と活躍の場】

在宅医療・訪問看護の拡大

病院完結型から地域包括型への医療提供体制の転換が進む中、在宅医療・訪問看護の市場が急速に拡大しています。訪問看護では患者の体を支える身体的な対応が必要なケースも多く、男性看護師の活躍の場が広がっています。

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男性専門医療の成長

AGA治療、ED治療、男性不妊治療など、男性専門の医療分野は市場規模が拡大中です。同性スタッフが求められる機会が増え、男性看護師の専門的なキャリアパスが広がっています。

テクノロジーの進化と看護の変革

AIや遠隔医療の普及により、看護師の役割はより高度化・専門化しています。データを活用した看護ケア、遠隔モニタリングへの対応など、男性看護師も新しいスキルを身につけることで、より高い専門性を持つ人材として活躍できます。

男性看護師が転職で成功するためのロードマップ

ステップ1:自己分析と目標設定

まず、自分の強み・スキル・希望する働き方を整理しましょう。体力を活かしたいのか、専門性を深めたいのか、ワークライフバランスを優先したいのかを明確にします。

男性看護師が転職で成功するためのロードマップ - illustration for 男性看護師の転職事情と将来性【需要と活躍の場】
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ステップ2:情報収集と求人リサーチ

転職サイト・エージェントに登録し、男性歓迎の求人を収集します。医療・介護・福祉の転職サイト・エージェント徹底比較を参考に、自分に合ったサービスを選びましょう。

ステップ3:応募書類の準備

男性看護師としての強みを効果的にアピールできる履歴書・職務経歴書を作成します。医療・介護・福祉の履歴書・面接対策完全ガイドで詳しい書き方を確認できます。

ステップ4:面接対策

「なぜ男性看護師として働くのか」「男性ならではの強みは何か」といった質問への回答を準備しましょう。具体的なエピソードを交えて伝えることで、説得力が増します。

ステップ5:条件交渉と入職準備

内定後は年収・勤務条件の交渉を丁寧に行いましょう。転職エージェントを利用している場合は、エージェントを通じた交渉も可能です。

まとめ:男性看護師の転職市場は追い風

男性看護師を取り巻く転職市場は、確実に好転しています。主要なポイントをまとめると:

  • 需要は拡大中:男性就業看護師は10年で2倍に増加、今後もさらに増加見込み
  • 活躍の場は多様:手術室、ICU、精神科、救急、男性専門クリニック、訪問看護など
  • 年収は経験・専門性次第:専門性を高めれば600〜750万円以上も十分可能
  • 将来性は高い:少子高齢化・在宅医療拡大・男性専門医療の成長が追い風
  • 転職成功の鍵:男性看護師が多い職場選び、強みを活かせる診療科、エージェント活用

「男性だから不利」という時代は終わり、むしろ男性看護師だからこそ輝けるフィールドが広がっています。自分の強みを活かせる職場を見つけ、充実したキャリアを構築していきましょう。

看護師の転職完全ガイドでは、転職の全プロセスを詳しく解説しています。ぜひ併せてご参照ください。

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*参考資料:*

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