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認定こども園への転職ガイドと保育園との違い

公開日:2026年2月23日更新日:2026年2月26日
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執筆

wellness 就活 編集部

認定こども園への転職ガイドと保育園との違い

免責事項

本記事は医療・介護・福祉業界の転職に関する一般的な情報提供を目的としており、 特定の転職先や雇用条件を保証するものではありません。 給料・年収等の数値は公的統計に基づく参考値です。 資格や制度に関する情報は記事執筆時点のものであり、 最新の情報は必ず厚生労働省や各専門職団体の公式サイトでご確認ください。 転職に関する最終的な判断はご自身の責任において行ってください。

認定こども園への転職を検討している保育士向けに、保育園との違い・4つのタイプ・メリット・デメリット・転職成功のポイントを徹底解説。2024年の給与改善情報や資格取得特例制度についても詳しく紹介します。

認定こども園への転職ガイドと保育園との違い|保育士が知っておくべき全知識

保育士として働くなかで、「認定こども園への転職を考えているけれど、保育園とどう違うの?」と疑問を持つ方は多いはずです。認定こども園は2006年の制度創設以来急速に普及し、現在では保育士の重要な転職先として注目されています。本記事では、認定こども園の特徴・保育園との違い・転職成功のポイントを徹底解説します。

認定こども園とは?基本的な概要と成り立ち

認定こども園とは、幼稚園と保育所の両方の機能を一体的に提供する施設です。2006年に「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」が施行され、制度が創設されました。管轄は内閣府で、従来の幼稚園(文部科学省)や保育所(厚生労働省)とは異なる点が特徴です。

認定こども園の最大の特徴は、保護者の就労状況に関わらず子どもを預けられる点です。共働き家庭の子ども(2号・3号認定)も専業主婦・主夫家庭の子ども(1号認定)も、同じ施設で一緒に教育・保育を受けられます。

2023年4月1日時点で、幼保連携型認定こども園だけでも定員は約69万人以上に達しており、その利用者数は年々増加しています。保育士にとっても選択肢の広がりを意味する重要な職場環境です。

認定こども園の4つのタイプと特徴

認定こども園には4種類あり、それぞれ運営の仕組みや特徴が異なります。転職を検討する際は、どのタイプの施設かを確認することが重要です。

タイプ概要主な特徴
幼保連携型幼稚園・保育所双方の機能を持つ単一施設最も普及しており求人数が多い
幼稚園型認可幼稚園に保育所機能を追加幼稚園文化が強い傾向
保育所型認可保育所に幼稚園機能を追加保育所文化が引き継がれる
地方裁量型認可外施設が基準を満たして認定地域によって特色が異なる

現在、全国で最も多いのが「幼保連携型認定こども園」です。この形態では、幼稚園教諭免許状と保育士資格の両方を持つ「保育教諭」が求められますが、特例制度を活用すれば片方の資格のみで転職することも可能です。

詳しい資格要件については医療・介護・福祉の資格取得完全ガイドも参照してください。

認定こども園と保育園の主な違い

保育園から認定こども園への転職を考える際、最も重要なのが両者の違いを理解することです。

認定こども園と保育園の主な違い - illustration for 認定こども園への転職ガイドと保育園との違い
認定こども園と保育園の主な違い - illustration for 認定こども園への転職ガイドと保育園との違い

管轄・法的根拠の違い

保育園(認可保育所)は厚生労働省が管轄し「児童福祉法」に基づいて運営されます。一方、認定こども園は内閣府が管轄し「認定こども園法」に基づきます。

対象児童・利用認定の違い

保育園では「2号認定(3歳以上で保育が必要な子ども)」と「3号認定(3歳未満で保育が必要な子ども)」のみが対象です。認定こども園では、これに加えて「1号認定(満3歳以上で幼稚園的な利用をする子ども)」も対象となり、就労していない保護者の子どもも利用できます。

教育・保育内容の違い

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認定こども園では「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」に基づき、教育と保育を一体的に提供します。保育所は「保育所保育指針」、幼稚園は「幼稚園教育要領」に基づいており、認定こども園はその両方の要素を持ちます。

保護者との関わりの違い

認定こども園は1号認定の家庭も多いため、保育園と比べて保護者参加型のイベントや行事が増える傾向があります。保護者会の頻度や保護者参加の発表会・運動会なども増えるため、業務量の変化に注意が必要です。

保育士の転職完全ガイドでは、保育施設選びの総合的なアドバイスを提供しています。

認定こども園で働くメリット

認定こども園への転職には、保育士にとって多くのメリットがあります。

認定こども園で働くメリット - illustration for 認定こども園への転職ガイドと保育園との違い
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保育スタイルの幅が広がる

1号・2号・3号認定の子どもが同じ施設で過ごすため、保育所保育と幼児教育の両方を経験できます。これはキャリアの幅を広げる大きなチャンスです。異なる環境で育った子どもたちへの対応力が身につき、保育士としての専門性が高まります。

給与・待遇の向上

認定こども園の平均月給は私立で約33.2万円、公立で約34.6万円、年収は400万円前後が目安です。2024年度からは保育士給与を10.7%引き上げる施策が実施され、月給30万円の保育士なら約3.2万円(年収換算で約38万円相当)の増額となっています。

処遇改善の取り組みについては医療・介護・福祉職の給料・年収・待遇完全ガイドもご確認ください。

幼稚園教諭免許の取得特例が使える

認定こども園で働きながら幼稚園教諭免許状を取得できる特例制度があります。この特例は2024年の法改正により2030年3月31日まで延長されており、保育士資格のみでの転職後も資格取得のチャンスが続きます。

認定こども園への転職で注意すべきデメリット

メリットの一方で、転職前に把握しておくべきデメリットも存在します。

業務量・行事の増加

認定こども園は一般的に保育所より行事・イベントが多く、その準備業務も増えます。保護者参加型の行事が増えることで、業務時間外の準備や持ち帰り業務が発生する可能性もあります。

両資格が求められるケースが多い

幼保連携型認定こども園では、原則として幼稚園教諭免許状と保育士資格の両方を持つ「保育教諭」が求められます。現在保育士資格しか持っていない場合は、特例制度を利用しながらも免許取得への学習負担が生じます。

職場文化の違いへの適応

保育所型から幼保連携型への転職の場合、幼稚園文化との融合環境に慣れるまでに時間がかかることがあります。幼稚園出身のスタッフとの協力関係構築も課題の一つです。

認定こども園への転職成功のポイント

転職を成功させるために、以下のポイントを意識しましょう。

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1. 見学・体験入職を必ず行う

求人情報だけでは分からない職場の雰囲気や保育方針を確認するため、必ず見学や体験入職を申し込みましょう。実際に働いているスタッフや子どもたちの様子を見ることで、自分に合った環境かどうかを判断できます。

2. 給与・待遇の詳細確認

月給だけでなく、賞与の有無・支給実績、週休2日制かどうか、残業の実態、産休・育休制度の整備状況を事前に確認しましょう。シフト制勤務が多く、土曜保育もあるため生活スタイルとのマッチングも重要です。

3. 転職エージェントの活用

保育士専門の転職エージェントを利用することで、条件に合った求人を効率よく見つけられます。非公開求人へのアクセスや面接対策など、サポートを受けながら転職活動を進めることができます。

医療・介護・福祉の転職サイト・エージェント徹底比較で、おすすめの転職支援サービスを確認しましょう。

4. 優先条件を明確にする

「給与を上げたい」「スキルアップしたい」「ワークライフバランスを重視したい」など、自分の中で優先順位を設定しましょう。「絶対に妥協できない条件」と「あれば嬉しい条件」を分けて考えることで、転職活動がスムーズに進みます。

まとめ|認定こども園転職で広がるキャリアの可能性

認定こども園は、幼稚園と保育所の良いところを兼ね備えた施設として急速に普及しています。保育士として働く上で、保育スタイルの幅を広げ、給与改善の恩恵を受けながら、専門性を高める絶好の環境です。

転職を成功させるためには、認定こども園の4タイプを理解し、保育園との違いを把握した上で、自分の優先条件に合った職場を見つけることが重要です。必ず見学を行い、転職エージェントを活用しながら、満足度の高い転職を実現しましょう。

未経験から医療・介護・福祉業界への転職ガイドでは、業界未経験者向けのアドバイスも提供しています。まずは転職エージェントへの相談から始めてみることをおすすめします。

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参考資料:

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