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介護職・介護福祉士の転職完全ガイド

介護職の転職理由ランキングと円満退職のコツ

公開日:2026年2月23日更新日:2026年2月26日
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執筆

wellness 就活 編集部

介護職の転職理由ランキングと円満退職のコツ

免責事項

本記事は医療・介護・福祉業界の転職に関する一般的な情報提供を目的としており、 特定の転職先や雇用条件を保証するものではありません。 給料・年収等の数値は公的統計に基づく参考値です。 資格や制度に関する情報は記事執筆時点のものであり、 最新の情報は必ず厚生労働省や各専門職団体の公式サイトでご確認ください。 転職に関する最終的な判断はご自身の責任において行ってください。

介護職の転職理由ランキングをデータ付きで詳しく解説します。人間関係・給与・将来性など上位5つの退職理由と原因を分析し、円満退職を実現するための具体的な5つのコツ、面接での退職理由の伝え方まで具体例つきで紹介します。

介護職の転職理由ランキングと円満退職のコツ|後悔しない辞め方を解説

介護職として働く中で「そろそろ転職を考えたい」と感じることは珍しくありません。しかし、「転職を切り出すタイミングがわからない」「円満に退職できるか不安」と悩む方も多いでしょう。本記事では、介護職の転職・退職理由ランキングを詳しく解説するとともに、円満退職を実現するための具体的なコツをお伝えします。転職を考えている介護士・介護福祉士の方はぜひ参考にしてください。

介護職の転職理由ランキングTOP5

介護業界は離職率が高く、厚生労働省や介護労働安定センターの調査では、約60%以上の介護職員が3年以内に退職するというデータがあります。では、実際にどのような理由で転職・退職を選ぶ人が多いのでしょうか。主要な調査をもとにランキング形式でご紹介します。

介護職の転職理由ランキングTOP5 - illustration for 介護職の転職理由ランキングと円満退職のコツ
介護職の転職理由ランキングTOP5 - illustration for 介護職の転職理由ランキングと円満退職のコツ

第1位:人間関係の問題

最も多い退職理由が「職場での人間関係の悩み」です。介護現場では、利用者・家族との関係だけでなく、スタッフ同士の連携が非常に重要です。上司からのパワハラ、職員間の派閥や陰口、管理者との価値観のズレなどが積み重なると、精神的なストレスが限界に達してしまいます。

介護職は夜勤や交替制勤務も多く、閉鎖的な環境になりがちです。そのため、人間関係のトラブルが長引きやすく、「もう限界」と感じて転職を決意するケースが後を絶ちません。

第2位:結婚・妊娠・出産・育児などのライフイベント

女性が多い介護業界では、結婚や出産・育児などのライフイベントが退職のきっかけになるケースも多くあります。育児支援が充実していない職場では、産後復帰が難しいと感じ、転職を機に職場環境を見直す方も多いです。

第3位:法人・施設の運営方針や理念への不満

「入職前と話が違う」「経営方針に納得できない」といった理由も上位に挙がります。特に、人手不足を理由にした過重労働の強要や、利益優先で利用者ケアが後回しにされる現場では、職員のモチベーション低下につながります。

第4位:給与・待遇への不満

2024年のデータによると、介護職の基本給は全産業平均賃金の約77%にとどまっています。身体的・精神的な負担が大きい割に報酬が低いと感じる方は多く、「もっと給与の高い職場に移りたい」という動機で転職を決める方が増えています。

介護労働安定センター 介護労働実態調査によると、給与への不満は継続的に転職理由の上位に入っています。

第5位:自分のキャリアの将来性への不安

「このまま同じ職場にいてもキャリアアップできない」「スキルが身につかない」という不安も、転職を後押しする大きな要因です。特に介護福祉士の資格取得後、ケアマネジャーや施設管理職を目指したいのに昇進の機会がない場合、より成長できる環境を求めて転職する方が多くいます。

介護職・介護福祉士の転職完全ガイドでは、キャリアアップのための転職戦略も詳しく解説しています。

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転職理由ランキング:一覧まとめ

順位退職・転職理由割合(目安)
1位人間関係の問題(パワハラ・不和など)約25〜30%
2位結婚・妊娠・出産・育児約20〜25%
3位法人・施設の運営方針への不満約15〜20%
4位給与・待遇への不満約18〜22%
5位自身の将来性・キャリアへの不安約10〜15%
6位心身の疲労・健康上の理由約10〜15%
7位より良い職場・条件を求めて約10%

※各調査・アンケートにより数値は異なります

円満退職のコツ5つ

転職を決意したら、次は「いかに円満に退職するか」が重要です。介護業界は狭い世界でもあり、同じエリアで働き続ける可能性が高いため、退職後の関係性を良好に保つことは自身の評判にもつながります。

円満退職のコツ5つ - illustration for 介護職の転職理由ランキングと円満退職のコツ
円満退職のコツ5つ - illustration for 介護職の転職理由ランキングと円満退職のコツ

コツ①:退職希望日の1〜2ヶ月前に申し出る

法律上は2週間前の申し出で退職は可能ですが、介護現場ではシフト調整や後任の採用・引き継ぎに時間が必要です。最低でも1ヶ月前、できれば2ヶ月前に退職の意向を上司へ伝えましょう。

介護職を円満退職するためのポイントでも、十分な余裕をもった申し出が推奨されています。

コツ②:直属の上司に最初に報告する

退職の意向は、必ず直属の上司に一番最初に伝えることが大切です。先に同僚や他の管理者に話してしまうと、上司が「自分への不信感か」「報告を飛ばされた」と感じ、関係が悪化する可能性があります。直属の上司を通じて正式な手続きを踏むことで、円滑な退職交渉ができます。

コツ③:退職理由はポジティブな言い方に変換する

本音の退職理由が「人間関係が嫌になった」「給与が低すぎる」であっても、そのまま伝えると職場の雰囲気が悪化する可能性があります。退職交渉では、ポジティブかつ納得感のある理由を伝えるのがベストです。

例えば:

  • 「親の介護のため、自宅近くの職場に移る必要が生じました」
  • 「スキルアップのため、専門性を高められる環境で挑戦したいと考えています」
  • 「家族の転勤に伴い、引っ越しが必要になりました」

このような伝え方は、相手も引き止めにくく、スムーズな退職につながります。

コツ④:丁寧な引き継ぎ資料を準備する

円満退職のために最も実践的なことが、しっかりとした引き継ぎです。担当していた利用者の情報、日常業務のフロー、緊急時の対応手順などを文書化しておくと、後任者や残るスタッフへの負担を最小限に抑えられます。

引き継ぎをきちんと行うことで、「あの人は最後まで責任感を持って仕事をしていた」という良い印象を残せます。これは将来の転職時にも参考にされる可能性があります。

コツ⑤:退職直前まで誠実に業務をこなす

退職が決まると、気持ちが新しい職場に向いてしまいがちです。しかし、退職日まで手を抜かず誠実に業務を続けることが、長期的な信頼関係の構築につながります。また、最終日には感謝の気持ちを伝えるあいさつを丁寧に行い、菓子折りなどの小さな気配りも円満退職の印象を高めます。

面接でよく聞かれる「前職の退職理由」の答え方

転職活動中、採用面接では必ずといってよいほど「前職を辞めた理由は何ですか?」と聞かれます。この回答が転職の成否を大きく左右することもあります。

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面接でよく聞かれる「前職の退職理由」の答え方 - illustration for 介護職の転職理由ランキングと円満退職のコツ
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介護職の転職理由・面接での伝え方によると、ネガティブな理由をそのまま伝えるのはNGで、ポジティブに言い換えることが重要とされています。

NG例とOK例

NG(本音)OK(面接での伝え方)
上司がパワハラで限界だったチームワークを大切にできる環境で成長したいと考えました
給料が低かったスキルに見合った評価をしていただける職場を求めていました
人間関係が悪かった利用者ケアに集中できる職場環境を探していました
仕事がきつすぎたワークライフバランスを整えながら長く働ける職場を探しました

面接では「前職の不満」ではなく「新しい職場で何がしたいか・実現したいか」に焦点を当てて話すことで、前向きな印象を与えられます。

転職エージェントを活用して退職・転職をスムーズに

介護職の転職は、転職エージェントを活用することで大幅に効率化できます。専任のキャリアアドバイザーが退職のタイミングや転職活動のスケジューリングをサポートしてくれるため、在職中でも安心して活動を進めることができます。

医療・介護・福祉の転職サイト・エージェント徹底比較では、介護職向けのおすすめ転職サービスを詳しく紹介しています。

また、転職活動での書類対策や面接準備については医療・介護・福祉の履歴書・面接対策完全ガイドも参考にしてください。

退職後のキャリアアップ例

介護職からの転職先として、以下のようなキャリアアップの選択肢があります:

転職先・キャリア主な資格・条件平均年収(目安)
ケアマネジャー介護支援専門員資格350〜450万円
施設管理職・主任実務経験5年以上400〜500万円
社会福祉士社会福祉士国家資格320〜420万円
看護師看護師国家資格取得450〜550万円
異業種(一般企業)介護経験・コミュニケーション力300〜400万円

ケアマネジャーの転職完全ガイド社会福祉士の転職完全ガイドなども、ステップアップを考える際の参考になります。

まとめ:後悔しない転職のために

介護職の転職理由ランキング1位は「人間関係」であり、給与・待遇・将来性への不満も大きな要因です。しかし、どんな理由で転職を決意したとしても、円満退職を実現することで次のステップへの道が大きく開けます

円満退職の基本は「早めの申し出」「直属の上司への報告」「丁寧な引き継ぎ」「誠実な態度」の4点です。転職エージェントを活用しながら、無理のないスケジュールで転職活動を進めましょう。

介護職のキャリアを次のステージへと進めるためには、介護職・介護福祉士の転職完全ガイドもあわせてご活用ください。あなたの転職が成功するよう、心より応援しています。

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