介護職員初任者研修の取得方法と費用・期間
wellness 就活 編集部

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本記事は医療・介護・福祉業界の転職に関する一般的な情報提供を目的としており、 特定の転職先や雇用条件を保証するものではありません。 給料・年収等の数値は公的統計に基づく参考値です。 資格や制度に関する情報は記事執筆時点のものであり、 最新の情報は必ず厚生労働省や各専門職団体の公式サイトでご確認ください。 転職に関する最終的な判断はご自身の責任において行ってください。
介護職員初任者研修の取得方法・費用(4万円〜9万円台)・期間(最短3週間〜4ヶ月)を徹底解説。スクール選びのポイント、教育訓練給付制度で費用を抑える方法、カリキュラム・修了試験の詳細まで網羅。未経験から介護職を目指す方必見の完全ガイドです。
介護職員初任者研修の取得方法と費用・期間|スクール選びのポイントも徹底解説
介護職員初任者研修は、介護の仕事を始めるための「入門資格」として広く認知されています。この資格を取得することで、訪問介護での身体介護業務に従事できるようになり、介護業界でのキャリアをスタートさせる大きな第一歩となります。この記事では、介護職員初任者研修の取得方法・費用・期間から、スクール選びのポイント、費用を抑える方法まで徹底的に解説します。
介護職員初任者研修とはどんな資格か?
介護職員初任者研修は、旧ホームヘルパー2級に相当する資格で、介護の基礎的な知識と技術を習得できるカリキュラムです。2013年の制度改正により現在の名称に変更され、介護職を目指す方が最初に取得すべき公的資格として定着しています。
この資格を取得すると、以下のことが可能になります。
- 訪問介護事業所での身体介護業務(食事介助・入浴介助・排泄介助など)
- デイサービスや特別養護老人ホームなどでの介護業務
- 介護福祉士・実務者研修へのステップアップの基盤作り
介護施設では無資格でも働けますが、訪問介護での身体介護は初任者研修修了が必須です。また、資格を持っていると給与や待遇面でも有利になるため、介護業界でのキャリアを真剣に考えているなら、できるだけ早い段階で取得しておくことをおすすめします。
介護職・介護福祉士の転職完全ガイドもあわせてご覧ください。
介護職員初任者研修のカリキュラムと内容
介護職員初任者研修のカリキュラムは、全10科目・合計130時間で構成されています。科目は介護の基礎から実技まで幅広く、初めて介護を学ぶ方でも体系的に知識と技術を習得できるよう設計されています。

| 科目 | 内容 |
|---|---|
| 第1科目 | 職務の理解(6時間) |
| 第2科目 | 介護における尊厳の保持・自立支援(9時間) |
| 第3科目 | 介護の基本(6時間) |
| 第4科目 | 介護・福祉サービスの理解と医療との連携(9時間) |
| 第5科目 | 介護におけるコミュニケーション技術(6時間) |
| 第6科目 | 老化の理解(6時間) |
| 第7科目 | 認知症の理解(6時間) |
| 第8科目 | 障害の理解(3時間) |
| 第9科目 | こころとからだのしくみと生活支援技術(75時間) |
| 第10科目 | 振り返り(4時間) |
このうち、通信教育で学習できるのは最大40.5時間です。残りの89.5時間は必ず通学して、実技演習や対面授業を受ける必要があります。そのため「完全オンライン」での取得は制度上認められておらず、スクールへの通学が必須となっています。
実技演習では、ベッドメイキング・体位交換・衣類の着脱・排泄介助・食事介助・移乗介助などの身体介護技術を実際に体験しながら習得します。
介護職員初任者研修の取得期間
介護職員初任者研修の取得期間は、受講するコースによって大きく異なります。
最短取得の場合:約3週間
平日連続5日間、朝から夕方までスクーリングに参加しながら、並行して約40時間の自宅学習をこなす「集中コース」を利用した場合、最短約3週間での修了が可能です。仕事を辞めて短期間で資格を取りたい方に向いています。
標準的な取得期間:1〜4ヶ月
一般的には週に2〜3回通学するペースで受講する方が多く、この場合は1〜4ヶ月程度で修了できます。働きながら取得したい方は、土日コースや夜間コースも利用可能です。
働きながら取得する場合:2〜4ヶ月
現職を続けながら取得を目指す場合、土日や夜間の授業を組み合わせて受講するため、2〜4ヶ月程度かかることが多いです。
受講期間に関する詳細は、介護職員初任者研修の最短取得期間をご確認ください。
医療・介護・福祉の資格取得完全ガイドもあわせてご覧いただくと、介護資格のロードマップを把握できます。
介護職員初任者研修の費用と安く抑える方法
受講費用の相場
介護職員初任者研修の受講費用は、スクールや地域によって大きく異なります。相場は以下のとおりです。

| 費用帯 | 内容 |
|---|---|
| 2万円台〜 | 各種割引・給付金活用後の実質費用 |
| 4万円〜6万円 | 地方・中小スクールの標準的な相場 |
| 6万円〜9万円 | 大手スクール・都市部の標準的な相場 |
| 10万円以上 | 一部の高価格帯スクール |
平均的には4万円〜9万円台が相場となっています。ただし、下記の制度を活用することで、費用を大幅に削減することができます。
詳しい費用の比較は、介護職員初任者研修の費用一覧でご確認いただけます。
費用を安く抑える3つの方法
1. 教育訓練給付制度を利用する
雇用保険の被保険者期間が1年以上ある方は、厚生労働大臣の指定する教育訓練講座を修了した場合、受講料の20%が給付されます(上限10万円)。手続きはハローワークで行います。
2. ハローワークの職業訓練(無料)
離職中で雇用保険を受給している方は、ハローワークが実施する「公共職業訓練」を活用することで、無料で初任者研修を取得できる場合があります。ただし、訓練開始前に申し込みが必要です。
3. スクール独自のキャンペーン・キャッシュバック
多くのスクールでは、就職決定後に受講料をキャッシュバックする制度を設けています。このような制度を活用すると、実質無料〜格安で取得できるケースも少なくありません。
助成金・給付金の詳細は、介護職員初任者研修の補助金・助成金情報で最新情報をご確認ください。
修了試験の内容と難易度
初任者研修を修了するには、全カリキュラム修了後に修了試験(筆記試験)を受ける必要があります。
試験の概要
- 試験時間:約1時間
- 合格ライン:70点以上(100点満点)
- 出題形式:選択式のみ、または選択式+記述式(スクールによって異なる)
- 出題範囲:初任者研修カリキュラム全10科目
難易度と合格率
修了試験の合格率はほぼ100%です。試験は「落とすための試験」ではなく、「学習内容を正しく理解しているかを確認する試験」であるため、授業に真摯に取り組んでいれば問題なく合格できます。万が一不合格になっても、多くのスクールでは無料で再試験を受けることができます。
試験の詳細については、介護職員初任者研修の修了試験内容と難易度をご参照ください。
スクール選びのポイントと注意点
スクール選びは資格取得の成功を左右する重要なポイントです。以下の基準で複数のスクールを比較することをおすすめします。

1. 通いやすい立地・日程
最も重要なのは「継続して通えるか」です。自宅や職場から通いやすい場所にあるスクールを選ぶことで、途中で挫折するリスクを下げられます。また、土日コース・夜間コース・平日集中コースなど、ライフスタイルに合った時間帯の授業が設定されているかも確認しましょう。
2. 費用とサポート体制
受講料だけでなく、以下のサポートが含まれているかもチェックしましょう。
- 振替授業が無料か
- 修了試験の再受験が無料か
- 就職支援制度があるか(求人紹介・面接対策など)
- キャッシュバックや割引制度があるか
3. 講師の質と実績
実績豊富なスクールは、介護現場のリアルな情報を持っており、講師の質も高い傾向があります。受講生の口コミや修了生の就職実績なども参考にすると良いでしょう。
スクール比較の詳細は、介護職員初任者研修のスクール選び方もご参考ください。
介護職員初任者研修取得後のキャリアパス
初任者研修を取得した後は、さらなるキャリアアップを目指せます。
実務者研修(旧ヘルパー1級)への進学
実務者研修は、より高度な介護技術と医療的ケアを学べる資格です。初任者研修修了者は一部の科目が免除されるため、短期間で取得可能です。
介護福祉士国家試験への挑戦
介護福祉士は介護職の国家資格です。介護施設で3年以上の実務経験を積み、実務者研修を修了することで受験資格を得られます。介護福祉士を取得すると、給与アップや管理職への昇進も期待できます。
ケアマネジャー(介護支援専門員)を目指す
介護福祉士として5年以上の経験を積むと、ケアマネジャーの受験資格が得られます。ケアマネは介護プランの作成や調整を行う専門職で、介護業界でも特に需要の高い職種です。
ケアマネジャーの転職完全ガイドでは、ケアマネとしての就職・転職情報を詳しく解説しています。
また、介護職への転職・就職を検討している方は、未経験から医療・介護・福祉業界への転職ガイドもぜひご覧ください。
まとめ:介護職員初任者研修はキャリアの第一歩
介護職員初任者研修は、介護業界への入口となる重要な資格です。以下のポイントを押さえて、効率よく取得を目指しましょう。
- カリキュラム:全10科目・130時間(通信40.5時間+通学89.5時間)
- 取得期間:最短3週間〜標準1〜4ヶ月
- 費用相場:4万円〜9万円台(制度活用で大幅割引可能)
- 修了試験:合格率ほぼ100%・難易度は低め
- スクール選び:立地・費用・サポート体制を総合的に比較
費用を抑えたい方は教育訓練給付制度やハローワークの職業訓練を活用し、スクール選びでは就職支援の有無もしっかり確認することが大切です。初任者研修を取得して、充実した介護職のキャリアをスタートさせましょう。
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