看護師の転職先おすすめランキング【病院以外も紹介】
wellness 就活 編集部

免責事項
本記事は医療・介護・福祉業界の転職に関する一般的な情報提供を目的としており、 特定の転職先や雇用条件を保証するものではありません。 給料・年収等の数値は公的統計に基づく参考値です。 資格や制度に関する情報は記事執筆時点のものであり、 最新の情報は必ず厚生労働省や各専門職団体の公式サイトでご確認ください。 転職に関する最終的な判断はご自身の責任において行ってください。
看護師の転職先おすすめランキングTOP10を徹底解説。クリニック・訪問看護・美容クリニック・介護施設・産業看護師など、病院以外で看護師資格を活かせる人気の転職先の年収・メリット・デメリットを比較します。転職先選びのポイントや注意点も紹介。
看護師の転職先おすすめランキング【病院以外も紹介】
「病院で働き続けるのがつらい」「夜勤のない職場で働きたい」——そんな悩みを抱える看護師の方は少なくありません。実は、看護師の資格を活かせる職場は病院だけではなく、クリニック・訪問看護・企業・美容分野など、多彩な選択肢があります。
厚生労働省によると、2025年までに日本では看護師が6万〜27万人不足すると予測されており、看護師の有効求人倍率は3.7倍と非常に高い水準です。つまり、1人の看護師に対して3.7件の求人がある「売り手市場」であり、転職先を選ぶ自由度は高いと言えるでしょう。
この記事では、病院以外で看護師が活躍できるおすすめの転職先をランキング形式で紹介し、それぞれの年収・メリット・デメリット・向いている人の特徴を詳しく解説します。看護師の転職完全ガイドと合わせてお読みいただくと、転職の全体像がつかめます。
看護師が病院以外に転職する理由とは?
看護師が転職を検討する理由は多岐にわたりますが、調査データからは以下のような傾向が見られます。

- 上司との関係に不満:31.5%
- 同僚との関係に不満:25.3%
- 勤務時間が長い・残業が多い:26.0%
人間関係のストレスが給与への不満よりも上位にランクインしている点は注目に値します。また、育児や介護との両立を希望する方が増えており、「日勤のみ」「土日祝休み」「残業ほぼゼロ」といった条件を重視する看護師が増加しています。
日本の看護師の離職率は11.6%であり、決して低い数字ではありません。しかし、転職先選びを慎重に行えば、自分に合った環境で看護スキルを十分に活かすことが可能です。
転職を考えるタイミングや準備については、看護師が転職を考える理由と最適なタイミングで詳しく解説しています。
看護師の転職先おすすめランキングTOP10
以下は、看護師の資格を活かせる人気の転職先を総合的に評価したランキングです。

| 順位 | 転職先 | 平均年収 | 夜勤 | ワークライフバランス | 将来性 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | クリニック | 350〜450万円 | なし | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| 2位 | 訪問看護ステーション | 400〜500万円 | オンコールあり | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 3位 | 美容クリニック | 400〜550万円 | なし | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 4位 | 介護施設 | 350〜450万円 | 施設による | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 5位 | 産業看護師(企業) | 400〜500万円 | なし | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 6位 | 健診・検診センター | 350〜420万円 | なし | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| 7位 | 保育園・学校 | 300〜400万円 | なし | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| 8位 | 治験コーディネーター(CRC) | 400〜550万円 | なし | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 9位 | 障害者支援施設 | 330〜420万円 | 施設による | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 10位 | 献血センター | 350〜430万円 | なし | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
各転職先の詳細を以下で解説していきます。
1位:クリニック — 日勤のみで安定した働き方
クリニック(診療所)は、看護師の転職先として最も人気の高い職場です。無床クリニックであれば基本的に夜勤がなく、カレンダー通りの休みを取りやすいのが最大のメリットです。
メリット:
- 夜勤なしで規則正しい生活が可能
- 患者との継続的な関わりが持てる
- 病院に比べて業務の幅が広く、多くのスキルが身につく
- 通勤が便利な立地が多い
デメリット:
- 病院に比べて年収が下がる場合がある
- 少人数体制のため休みが取りにくいことも
- 急変時の対応が限定的
向いている人: ワークライフバランスを最優先したい方、家庭と仕事を両立したい方
病院からクリニックへの転職を検討している方は、病院からクリニックへ転職する看護師のメリット・デメリットも参考にしてください。
2位:訪問看護ステーション — 将来性抜群の成長分野
訪問看護は、高齢化社会の進展に伴い急速に需要が拡大している分野です。自宅療養中の患者さんのもとに訪問し、一人ひとりに時間をかけたケアができるため、「じっくり患者と向き合いたい」という看護師に人気があります。
メリット:
- 一人の利用者にじっくり関われる
- 自律的に判断・行動できるやりがい
- 在宅医療の需要増加で将来性が高い
- 日勤中心の働き方が可能
デメリット:
- オンコール(緊急呼び出し)がある場合がある
- 一人で対応するプレッシャー
- 移動時間がかかる
- 天候に左右される
向いている人: 臨床経験が豊富で自律的に働ける方、在宅医療に興味がある方
訪問看護の働き方については、医療・介護・福祉の施設別・勤務先別の働き方ガイドで施設別の違いを比較できます。
3位:美容クリニック — 高収入と働きやすさを両立
美容クリニックは専門性の高い知識が求められる分野ですが、給与水準が高く、夜勤がないことから近年人気が急上昇しています。脱毛・注射・レーザー治療などの美容医療に携わり、患者の美と健康をサポートします。
メリット:
- 病院勤務よりも高い年収が期待できる
- 夜勤なし・完全予約制で残業が少ない
- 美容の知識が身につく
- 接客スキルが磨ける
デメリット:
- 臨床スキルが衰える可能性がある
- ノルマや営業的要素がある場合がある
- 一般的な看護業務とは異なる
向いている人: 美容に興味がある方、コミュニケーション力が高い方、高収入を目指す方
4位:介護施設 — 自分のペースで働ける環境
介護施設(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホームなど)は、急性期病院と比べて自分のペースで働けるのが特徴です。介護業界は深刻な人手不足が続いており、転職先を見つけやすいのも大きなメリットです。
メリット:
- 病院に比べてゆったりとしたペースで働ける
- 一人ひとりの入居者と深く関われる
- 求人が豊富で転職しやすい
- 介護福祉関連の資格取得を支援してくれる施設も多い
デメリット:
- 夜勤がある施設もある
- 介護業務も兼務する場合がある
- 病院勤務に比べて医療行為が少ない
向いている人: 高齢者ケアにやりがいを感じる方、ゆったりとした環境で働きたい方
介護職のキャリアに興味がある方は、介護職・介護福祉士の転職完全ガイドもご覧ください。
5位:産業看護師(企業) — 究極のワークライフバランス
産業看護師は、一般企業の健康管理室や産業保健部門で勤務する看護師のことです。定時退社が基本で、土日祝日の休みが確保されやすく、最もワークライフバランスに優れた転職先と言えます。
メリット:
- 完全な土日祝休み・定時退社が基本
- 会社員と同じ福利厚生が受けられる
- デスクワーク中心で体力的な負担が少ない
- 健康経営の推進で需要が増加中
デメリット:
- 求人が非常に少なく競争率が高い
- 臨床スキルから離れる
- 医療行為がほぼない
向いている人: ワークライフバランスを最優先する方、予防医療や健康管理に興味がある方
その他の注目転職先
健診・検診センター
定時勤務で夜勤なし、ルーティン業務が中心のため精神的な負担が少ないのが特徴です。健康な方が対象のため、急変対応のストレスもありません。
治験コーディネーター(CRC)
製薬会社や医療機関で臨床試験の調整を行う仕事です。看護師の臨床経験が活かせる上、年収も高めです。医薬品開発に貢献できるやりがいがあります。
保育園・学校の看護師
園児や児童の健康管理を担当します。子どもが好きな方にはぴったりで、日勤のみ・長期休暇ありという魅力的な条件です。
献血センター
献血の受付・採血・体調管理を担当します。業務内容がシンプルで、マニュアル化されているため精神的な負担が少ないです。
転職先を選ぶ際の5つのポイント
転職先選びで失敗しないために、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

ポイント1:転職の目的を明確にする
「なぜ転職したいのか」を明確にすることが最も重要です。給与アップなのか、ワークライフバランスの改善なのか、キャリアアップなのか——目的が曖昧なまま転職すると、同じ不満を抱えることになりかねません。
ポイント2:優先順位をつける
希望条件をすべて満たす職場はなかなかありません。「絶対に譲れない条件」と「あれば嬉しい条件」を分けて、優先順位をつけましょう。
ポイント3:将来性を考慮する
高齢化社会の進展に伴い、訪問看護や介護施設の需要は今後さらに拡大すると予想されています。短期的な条件だけでなく、5年後・10年後の将来性も考慮しましょう。
ポイント4:職場見学・情報収集を徹底する
求人票だけではわからないことが多いため、可能であれば職場見学を行い、実際の雰囲気や人間関係を確認することをおすすめします。
ポイント5:転職サイト・エージェントを活用する
看護師専門の転職サイトやエージェントを活用することで、非公開求人を含む幅広い選択肢の中から自分に合った転職先を見つけることができます。医療・介護・福祉の転職サイト・エージェント徹底比較で各サービスの特徴を比較できます。
転職に必要な準備と注意点
転職を成功させるためには、以下の準備が欠かせません。

履歴書・職務経歴書の作成: 看護師としての経験やスキルを具体的にアピールする書類を準備しましょう。医療・介護・福祉の履歴書・面接対策完全ガイドが参考になります。
資格取得の検討: 転職先によっては、追加の資格があると有利になります。例えば、訪問看護なら「訪問看護認定看護師」、介護施設なら「介護福祉士」などです。詳しくは医療・介護・福祉の資格取得完全ガイドをご確認ください。
給与・待遇の確認: 転職先の給与・賞与・手当・福利厚生を事前にしっかり確認しましょう。医療・介護・福祉職の給料・年収・待遇完全ガイドで業界の相場を把握できます。
退職のタイミング: 円満退職のために、少なくとも2〜3ヶ月前には退職の意思を伝え、引き継ぎを計画的に行いましょう。
まとめ
看護師の転職先は病院だけではありません。クリニック、訪問看護、美容クリニック、介護施設、企業など、看護師の資格とスキルを活かせる多彩な職場があります。
有効求人倍率3.7倍という売り手市場の今こそ、自分に合った働き方を見つける絶好のチャンスです。転職の目的を明確にし、優先順位をつけて計画的に行動することで、理想の職場に出会えるはずです。
まずは看護師の転職完全ガイドで転職の全体像を把握し、自分に最適な転職先を見つけましょう。
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